シンデレラ

-・ガラスの靴・-

シンデレラは舞踏会で王子と幸せなひとときを過ごしました。

けれども夜中の12時を知らせる鐘の音をきいたとき、もういかなければとさとりました。

お待ち下さい。愛しい人よ、どこにいかれるのですか。

王子は後ろからおいかけてきます。

シンデレラは名も告げず馬車にのって去っていきました。

のこされた王子は階段にひかるものを見つけました。

それは片方だけの小さなガラスの靴でした。

 

*夜空の星がやさしくまたたいて、まるでふたりの出逢いを祝福し見守っているような風景。

去っていくシンデレラは表情がみえません。王子への想いがおしはかられていっそう切ないです。

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